「東山三十六峰トレイルラン」大会終了について

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「東山三十六峰トレイルラン」大会終了について
 
1994年12月の第一回大会(旧東山三十六峰マウンテンマラソン)から、関西の老舗トレイルランニング大会として多くのランナーに29年間愛されて運営し続けてきましたが、昨年12月の第29回大会を最後とし、大会を終了することに決定したことを報告させていただきます。
 
「私達が日頃走っている素晴らしい京都のコースを全国のランナー達に走ってもらいたい」
「いつもは選手として全国の大会でお世話になっているので、この大会を通して恩返しがしたい」
 

このような思いから、毎回 100 名以上のボランティアスタッフに集まって頂いて長年開催してきました。
 
初期の頃は、東山三十六峰トレイルコース上には歩く人も多くはなかったものの、年々ハイカーの方や観光客でコース上を歩く人も多くなり、メインコースは多くの人数で走るコースではなくなりました。
 
また、近年増加している大雨や台風などの影響でコースが酷く荒れ、元のコースは通ることが困難になりました。

 

さらに 2020年から始まったコロナ禍の影響で山に入る人は増え、一方で他人との関係性が一層デリケートになったことも重なり、近年はコースのマイナーチェンジを繰り返しては いたものの、本来の“東山三十六峰”のコースとは異なるものに変化していきました。
 
そのような状況下でも何とか参加して喜んで下さる方々のために開催する方法を模索してきましたが、現状の実行委員会として今後同様の大会開催は困難であるとの考えに至り、大会の終了を決定しました。

この29 年間に大会に参加して頂いた選手、ご協力頂いたボランティアスタッフ、大会を盛り上げて頂いた協賛、ご協力頂いた関係各位の皆様に厚く御礼申し上げます。
 

東山三十六峰トレイルラン大会実行委員長
木村  克己
  KTC主催大会
3つの大会の実行委員長が綴る大会blog